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痔の養生法

痔の養生法

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このページはブログに記載した記事を
再編集したものです。

  • お尻の悩みの基礎知識
    • 悩ましい

      様々な病気や症状のお悩みがありますが、
      中には相談しにくいものも・・・
      その一つがお尻のお悩み。
      「痔」について相談するのは気が引けますよね。

      でも、状態が悪化してしまう前に、
      何とかしておきたい病気でもあります。
      ということで、今回からは「痔」のお話です。

      痔には大きく分けて3種類があります。

      いぼ痔(痔核)

      1.いぼ痔(痔核)
        お尻のお悩みで最も多いのが、このいぼ痔です。
        いぼ痔は肛門の粘膜にある静脈が腫れた状態の病気です。
        出来た場所によって、「内痔核」と「外痔核」に分かれます。
        痔核とは、痔の「いぼ」の部分のことです。

      ●内痔核
       特徴は「痛みはほとんどないけど、出血があること」
       特に痛みがあるわけではないけど、便に赤黒い血が混じる
       場合は、内痔核や他の病気の可能性があります。
       気がついたら、相談に来て下さい。
       

       内痔核は進行具合によって1度~4度まで分かれます。
       1度:出血
       2度:痔核が肛門外に出るが、自然に戻る
       3度:痔核が肛門外に出て、自然に戻らない(自分で押し戻す)
       4度:常に痔核が外に出てしまっている
       

       4度まで進んでしまうと、痔核が肛門の括約筋で締め付けられ
       強烈な痛みが出ます。
       出血により貧血の危険があるなど、日常生活に支障がでます。

      ●外痔核
       外痔核の特徴は「痛みやカユミがあり、出血はほぼ無いこと」
       肛門付近の血管に血豆(血栓)が出来た状態です。
       不快な症状があるので、不安になりやすい痔です。
       痛みが出るので、椅子に座ったりしにくいですしね。
       

       しかし、数日で痛みは治まり、
       そのうち消えてしまうことがほとんどです。
       坐薬は患部を刺激して、かえって痛みが出やすい痔です。
       お薬を使いたい時はご相談下さい。

      切れ痔(裂肛)

      特徴は「ヒリヒリとした痛みがあり、出血は紙につく程度」
      以下のような方に多い症状です。

      下痢

      ●便秘症:硬い便で肛門の粘膜を傷つける
      ●軟便気味:トイレットペーパーで何度も拭いて傷つける

      最初はトイレの時に痛むくらいですが、
      進行してくると、いつも痛みを感じるようになります。

      トイレに行くと痛みが出るからトイレを我慢する。
      すると腸内の便の水分が吸収されて、便が硬くなる。
      やっとトイレに行ったときは、硬い便で更に肛門を傷つける。
      という具合に、悪循環になることもあります。

      ポイント

      「切れ痔の場合の軟膏のぬり方」

      ウォシュレット

      1.排便後、ウォシュレットではなく、しっかり消毒する
      2.手を綺麗にする
      3.肛門を触って、痛いところを探す
      4.痛いところに薬を塗る

      軟膏

      痛いところに軟膏を塗らないと意味がありません!
      確認しながら、塗ってくださいね!

      痔瘻(じろう)

      急性の場合は、肛門周囲膿瘍と言います。
      肛門の周りに、直腸から菌が入って炎症を起こし、
      膿がたまる病気です。

      病気が進行すると、直腸と皮膚の間にトンネルができ、
      そこから膿が出てくるようになります。
      炎症と化膿がありますので、痛みと熱が出ます。

      お薬によって治すことは困難で、
      原則として手術が必要なタイプの痔です。

      痔って、恥ずかしくて相談できなかったり、
      お薬を買うのもためらってしまいますよね。

      痔瘻以外の痔は、早く対処すれば
      それほど問題の無い病気です。
      しかし、放置してしまうと後々大変になることも・・・

      秘密

      そんな時は、勇気を出して私たちにご相談下さい!
      プライバシーに配慮した相談専用室もありますし、
      ご希望の場合は、女性スタッフによるご相談も承ります。

      辛い症状を我慢して悪くするくらいなら、
      早めに治してしまいましょう!
      もちろん個人情報やご相談内容は「秘密厳守!」です!

  • 「痔」はお尻の病気ではないんです!
    • 私たち人間は、二本足で歩きますよね。
      そのことが、進化の大きな要因になったんですが、
      一方で新たな病気を生み出すことにもなりました。

      人類の進化が作りだした病

      二足歩行

      多くの動物は四足歩行、人間は二足歩行です。
      四足歩行から二足歩行になったことで、
      私たち人間は手が自由に使えるようになりました。

      自由になった手で、火を使い道具を使い、
      脳が発達して、どんどん進化して来たわけです。
      ところが!
      二足歩行になったために、困ったことも起きたんです。

      それが「鼻の病気と痔」です。
      原因は「肛門が心臓から離れた」から。

      人間は二足歩行をするようになって、
      下半身の血流に変化が生まれました。
      下半身に送られた血液が心臓に戻るとき、
      重力に逆らって戻らなくてはいけなくなりました。
      そのためには、心臓が血液をしっかり流す力が必要です。

      心の弱り

      いぼ痔というのは肛門付近の血流が滞り、
      肛門に血豆が出来た状態です。
      ですから、心臓の「血液を流す力」が弱くなれば、
      心臓から離れた肛門付近の血流は滞りやすくなります。

      もう一つ、肝臓の力も重要な役割を果たします。
      胃や小腸、結腸、直腸、すい臓といった
      一部の内臓に送られた血液は、直接心臓に戻らず
      肝臓を経由します。
      肝臓で栄養成分の貯蔵や加工、解毒をしないと
      過剰な栄養や有害物質が全身に回ってしまうからです。

      通常の静脈には逆流を防ぐ弁があります。
      しかし、肝臓につながる血管(門脈)には
      この弁がありません。
      ですから、肝臓が血液をしっかり吸い上げることで
      肝臓に血液を引きこむんです。

      肝の弱り

      肝臓の力が弱くなると、血液を引きこむことが出来ず、
      肝臓に行かなければいけない血液が渋滞を起こします
      その結果、肛門付近の血管に血が溜まり、
      腫れていぼ痔になってしまうんです。

      痔はお尻の病気ではない!

      こう考えると、痔の原因は心臓や肝臓の力が
      弱まっていること、と言えるんです。

      そう。
      痔はお尻の病気ではありません。
      心臓や肝臓の力が弱くなったせいで、
      お尻に症状が出ただけなんです。

      痔になったからといって、お尻ばかりケアをしていても
      症状を生み出す根本的な要因が解決しません。
      だから「痔は治りにくい」と言われるんです。
      いぼ痔を治すには、内臓の強化が必要なんです!!
      肝臓元気な心臓

      いぼ痔が出て、痛い時はこうしましょう

      いぼ痔が出てしまうと、痛いんですよね~。
      そんな時は指で戻します。
      しかしなかなか戻らない場合もあります。
      そんな時には、これを試して下さい!

      ポイント

      「温かい湯船に入ってから戻す!」

      湯船につかることで血流が良くなります。
      血流が良くなれば、肛門の外に出た
      いぼ痔が戻りやすくなりますよ!
      お試しください!

      いぼ痔も早めに対処すれば、大きな問題はありません。
      しかし、放置してしまうと、肛門の外に出たいぼ痔が
      元に戻らなくなります。

      いぼ痔を肛門が締め付けるような状態になって、
      日常生活に支障を来すほどの激痛が走ります。
      そんなことになる前に、勇気を出して相談しに来て下さい。

  • いぼ痔になりにくい体作り
    • 痔の原因は肛門付近の血流が悪くなること、です。

      ですから、心臓や肝臓の「血液をしっかり流す力」を
      強化することが必要でした。

      なるほど

      ところが、心臓や肝臓を強化しても
      「血液をしっかり流す力」の邪魔をするものがあります。







      それは、「冷え」
      「冷えは万病の元」と言いますが、
      万病の中のひとつに「痔」があります!!

      冷えると痔になるメカニズム

      なぜ、冷えると血流が悪くなるのでしょう。
      それは、体温が低くなると血管が縮むからなんです。
      冬場は血圧が高くなる、と聞いたことは有りませんか?
      寒さで血管が縮むので、血圧が高くなるんです。

      血管=血液の通り道が狭くなるのですから、
      当然、血流は悪化します。

      もう一つ、内臓などの大事な臓器が冷えてしまうと、
      体は内臓を温めるために、血液を内臓に集めます。
      その結果、末梢の血流が悪化するんです。

      つまり、体が冷える→血流が悪くなる→いぼ痔になる、という
      イヤ~な連鎖がつながってしまう訳なんですね!

      ということは、冷え改善=血流改善が
      いぼ痔になりにくい体作り、ということになります!

      冷えない体を作る3つのポイント

      冷たい飲み物

      1.水分の摂りすぎをやめる
        基本的に、水分は体を冷やします。
        熱い鍋に冷たい水を入れると、鍋は冷えますよね。
        体でも同じことが起きます。
        水分が体温を奪ってしまうんです。

        おしっこをする時、ブルって震えることがありませんか?
        はっきりした原因は不明だそうですが、
        一説には、温かいおしっこが体外に出る時に、
        体が冷えるから、とも言われています。

        てことは、水分を摂りすぎて、おしっこの回数が増えれば
        その分体を冷やしてしまう、ということも考えられます。

      2.シャワーだけで済ませる
        湯船につからないと、体の芯まで温まりません。
        汗をかかないので、余計な水分も体の外に出て行きません。
        体内に余計な水分があると、冷えが更にひどくなります。

      運動2

      3.運動不足
        運動不足は筋肉の低下を招きますよね。
        筋肉が減れば、熱を作る力が減ります。
        その分、冷えが進行します。

      こっそりできるオススメ運動!

      肛門付近の血流を改善できる運動があります!
      しかも超簡単で、いつでもどこでも出来る運動!!
      下半身の血流改善はもちろん、腹筋、骨盤底筋、
      背筋なども鍛えられるオススメの運動です!

      ポイント

      <肛門締め運動>

      やり方は簡単、肛門をキュッと締めるだけ!
      女性の場合は、おしっこを止めるイメージで
      やってみて下さい。

      一度に5~6回、1日に何度かすれば効果的です!

      日本人の3人に1人は痔に悩んでいるといわれます。
      そのなかで痔を治すための相談などをした人は
      わずか25%超くらいしかおられません。

      恥ずかしい、言いにくいというお気持ちは良く分かります。
      ですが、痔が酷くなると日常生活すら不便になります。

  • いぼ痔の養生
    • 痔でお悩みの方は実感されると思いますが、
      たびたび再発しませんか?

      お薬を使っても、手術をしても、
      お尻に負担をかけてしまうと、再発します。
      痔に限った話ではなく、他の病気でも同じことです。

      大切なのは、再発しないように
      お尻への負担を軽くしてあげること。
      痔になりにくい生活を心がけて
      症状が出ないようにしてあげることなんです。

      いぼ痔になりにくい3つの養生法

      1.体を温める
      「冷えはいぼ痔の大敵」

      体が冷える→血管が収縮する→血流悪化→いぼ痔
      という、いや~な連鎖にハマりますから、
      体を極力温めるようにしましょう。

      お風呂

      運動をする、お風呂で温める、食事や飲み物に気を付ける。
      さらに、漢方の力で、体が熱を十分に作り、体の余計な水分に
      熱を奪われないようにし、隅々まで運べるようにする、
      というのも、良い方法ですよ。

      仕事中

      2.長時間同じ姿勢でいない

      長時間同じ姿勢のままで、体を動かずことが少ないと、
      肛門に負担がかかります。
      その負担が血流を悪化させ、いぼ痔の原因になります。
      お仕事中などでも、小まめに体を動かしましょう。

      ストレッチ2


      3.ストレス解消

      漢方では、イライラは肝臓を弱くする、と考えます。
      肝臓が弱れば、血液を肝臓に引き込む力が減少します。
      その結果、肛門付近の血流が悪化してしまうんです。
      参考:ご存知ですか?「痔」はお尻の病気ではないんです!

      五臓色体表-痔

      この表の赤い印を見てください。
      これは、漢方の考え方に基づいて、
      各臓器の関係を示した「五臓色体表」というものです。

      「肝」のカテゴリの中に「痔核」=いぼ痔がありますね。
      そう、肝臓といぼ痔は密接に関係してることを示しています。
      ですから肝を弱らせないよう、ストレスを解消しましょう!
      ご自身に合った方法を見つけられるのがベストです。

      ストレス

      とはいえ、ストレスを上手に発散できる方ばかりではありません。
      「なかなかストレス発散できなくて・・・」という方は、
      ストレスの悪影響を弱めるお薬なんかを上手に使いましょう。

      いぼ痔の応急処置

      基本的に、痔の痛みが出た時はお尻を温めます。
      いぼ痔は肛門付近の血流の悪化が原因ですから、
      応急処置としては、血流を改善してあげれば良いんです。

      ポイント

      出血量が多い場合は、腰に枕やクッションを入れて
      横になり、お尻の位置を心臓よりも高くすると良いですよ!

      痔だけでなく、病気は生活習慣の改善や養生法の実践で
      少なからず予防することができます。

      でも、仕事や子育て、家事などがある中で
      出来ないことだってたくさんありますよね。
      そんな時には、足りないところを補うお薬を用いましょう!

  • 切れ痔を予防する食養生
    • 朝食をちゃんと食べて、排便のリズムを作る!

      下痢

      切れ痔は肛門の皮膚が裂けてしまう状態です。
      便秘の時の硬い便や、下痢や軟便は切れ痔を悪化させます。

      痔にならないためには、排便のリズムを整えること。
      規則正しい便意を感じ、排便を促すことが大切です。
      そのためには、「朝食」がポイント!

      空っぽの胃に食べ物が入ってくると、
      反射的に大腸が動きはじめ、便意が起きます。
      それが規則正しい排便リズムを作ります!

      食物繊維が欠かせない!

      規則正しい、状態の良い排便、というと
      真っ先に「食物繊維」が思い浮かぶ方も多いでしょうね。
      食物繊維は腸の運動を促してくれます。

      食物繊維が不足した状態で、たんぱく質や脂質の多い
      食事をとると、消化吸収までに時間がかかりますから、
      便秘の原因になってしまいます。

      飲み会の増える時期は、食物繊維が減って、
      たんぱく質や脂質を多く含むメニューが並びますよね。
      ですから、意識的に食物繊維を摂って、
      排便をスムーズにしましょう!

      ポイント

      海藻

      食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
      水に溶ける水溶性食物繊維は、海藻類などに含まれる
      「ヌルヌル・ネトネト」した食物繊維です。

      他方、不溶性食物繊維は、ごぼうやイモ類に含まれます。
      「ボソボソ・パサパサ」した食感の食物繊維です。

      水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスは
      1:2が理想と言われていますが、
      正直、バランスまで意識して摂るのは難しいです。
      どちらも必要なものなので、
      「両方を食べるぞ!」という意識を
      持つようにしておきましょう!

      アルコールは適量を心がけて

      焼酎

      アルコールは肝臓に負担をかけるだけではありません。
      便を柔らかくする作用があるので、
      飲み過ぎると下痢を起こしやすくなります。
      お酒をよく飲む方は、実感があるんじゃないでしょうか?

      下痢や軟便は切れ痔の大敵!
      ついつい飲み過ぎてしまうと、
      切れ痔の原因になり得ますから、程々に!

      お酒や食事をご自身でコントロール出来れば一番です!
      でも、お仕事の付き合いで断れなかったり、
      ついつい飲み過ぎて失敗しちゃうことのある方は、
      お薬やサプリの力を活用しましょう!

  • トイレタイムの「簡単改善」で切れ痔予防!
    • 切れ痔は生活習慣病?!

      痔と漢字は「疒」に「寺」と書きます。
      この成り立ちから、痔と言う病気は
      寺に入るまで=死ぬまで治らない病気、
      とも言われていました。

      語源的には、「寺」は「その場にとどまる」という意味で
      肛門付近にとどまって動かない病、
      ということから、痔という感じが出来たそうです。

      どちらにしても、昔から痔は
      なかなか治りにくい病気とされていました。

      畳

      その理由の一つが、生活様式です。
      昔は、畳敷きの家が多く、床に座る生活様式でした。
      更に和式トイレは構造上、しゃがむように出来ています。
      そのため、お腹に圧力がかかり、痔になりやすかったのです。

      現在でも、痔の患者さんのお話を聞いていると、
      生活習慣が痔の原因になっていることが多くあります。

      トイレタイムの改善が切れ痔の予防のカギ

      1.便意を感じたらトイレに行く!

      便意を感じたら、時間をおかずにトイレに行きましょう!
      お腹の中に便が長時間溜まっていると、
      便の中の水分が、体内に吸収されます。

      下痢

      そうすると、便が硬くなってしまうんです。
      硬い便は肛門の皮膚を傷つけ、切れ痔の原因になります。

      私たちの直腸には便意を感じる神経があります。
      この神経に便の圧力がかかると、便意が生じます。

      しかし、排便を我慢すると、神経の感受性が鈍くなります。
      便の刺激に慣れてしまうんですね。

      2.長時間トイレにこもらない

      トイレの基本は、サッと行ってサッと出る!
      長時間トイレにこもるのは痔の源です!

      トイレに長居すると、お尻が冷えます。
      冷えれば血流が悪くなり、お尻に負担がかかります。
      お尻の血流の悪化は、切れ痔にもいぼ痔にも良くありません。

      昔テレビで、とあるご家庭の書斎を持っていないご主人が
      トイレに折り畳み式のテーブルや本棚を備え付けた、
      という映像を見たことがあります。

      新聞

      こんなの、もってのほかです!(笑)
      本や新聞を見ながら長時間トイレにいるのも
      避けてほしいくらいですから。

      さらに、長くトイレにいれば、
      そのぶんだけ、いきみ続けることになります。
      長くいきめば、肛門に負担がかかってしまいます。

      ポイント

      便が硬いと、どうしてもいきみたくなります。
      ですから、まずは便通をスムーズにすること。
      それから、トイレに長居しないこと、です!

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