こんにちは。天心堂梅崎薬局の伊藤です。

今月は当店で注意喚起をしている「低血糖」についてお話しますね。

 

糖尿病の治療で頻度が高く、最も怖いのが低血糖!

普段、少しでも血糖値を下げようと、食事や運動をがんばっておられると思います。

しかし、そのがんばりの結果さまざまな原因で血糖値が下がりすぎることがあります。

それが低血糖なんです!!

薬の過量服用、使用でも起こることもあるんですよ!!

今回は低血糖とはどのようなものかをお話したいと思います。

 

ふだん私たちの体の中では、エネルギー(糖)の量を一定の範囲に保つよう働いています。

一般に血糖値が70mg/dl以下になると、人の体は血糖値をあげようとします。また、血糖値が50mg/dl未満になると、脳などの中枢神経がエネルギー(糖)不足の状態になります。低血糖症状とは血糖値が約70mg/dl以下になり、そのレベルに合わせて現れる特有の症状のことをいいます。

70mg/dl以下になると交感神経症状が出ると考えられており、さらに50mg/dl程度では中枢神経症状が、それ以下になると昏睡や異常行動など重症な症状が現れてきます。

 

交感神経症状

  • 汗をかく
  • 不安な気持ち
  • 脈が速くなる
  • 手や指が震える
  • 顔色が青白くなる

中枢神経症状

  • 頭痛
  • 目のかすみ
  • 集中力の低下
  • 生あくび

・ 異常な行動

  • けいれん
  • 昏睡(意識のない状態)

 

上記のようなものが、症状として上げられます。

(人によっては、血糖値が70mg/dl以下でなくても、治療などによって血糖値が急激に大きく下がった場合でも低血糖症状がおこります。その場合はお薬のコントロールや食事・運動の仕方を見直す必要があるかもしれませんね。)

また、普段から低血糖を頻繁におこす方や、汗をかきやすい方などは気づきにくいとされており、注意が必要です。

なかには、気が付いたら低血糖が進行している「無自覚性低血糖」になることがあります。

無自覚性低血糖とは、自覚症状がないまま

  • 血糖値を測ったら60mg/dl程度まで低下していることに気づく
  • 低血糖に気づかず、意識を失う

といった症状で、大変危険です!!

 

低血糖はできるだけ早く気づいて、ブドウ糖入りの飲料水を摂取するなど早期の対処が大切です。

普段からご自身の体調の変化に気づけるように注意すること、また身近な人に知らせておくことも必要です。

また先ほどもお話しましたが、低血糖を起こされたときは、その後の血糖コントロールをうまく行うためにもかかりつけの先生、薬局に相談しお薬の内容などを見直すことも必要になるかもしれません。

天心堂では、皆様のお話をお伺いし、そのお手伝いができます。

心配なときはいつでもご相談くださいね。

現在、投薬時に低血糖症状をチェックするチェックシートを配布しています。

お薬手帳に貼っておくと、ご自身が低血糖になった時に気づきやすいだけでなく、ご家族の対応時の参考にもなります。ぜひご活用くださいね。

 

次回は、低血糖が起こりやすい原因や対処方法についてお話したいと思います。