こんにちは。天心堂梅崎薬局の伊藤です。

前回は、低血糖とはどのようなものか、自覚症状などをご紹介しましたね。

今回はどのようなときに起こりやすいか、起きた場合にどのような対処をすればよいのかをお話したいと思います。

 

低血糖とは、普段一定に保つようコントロールされているエネルギー(糖)が70mg/dl以下になったり、急激に血糖値が下がったときに起きる症状です。

注意したい低血糖 | 天心堂梅崎薬局・薬品|福岡県柳川市で漢方を中心とした相談専門薬局 (tenshindo-pharmacy.com)

では、低血糖はどのようなときにおこりやすいのでしょうか?

特に糖尿病の薬物治療をされている方は、血糖を下げる薬を飲んでいるので低血糖のリスクがあります。

お薬には低血糖が起こりやすい薬と起こりにくい薬がありますので、主治医やかかりつけの薬局で確認してくださいね。

お薬以外にも下記のような生活習慣の変化や普段と違うことをしたことで低血糖がおきやすくなります。

  • 糖尿病の薬や種類、量を間違えてしまった
  • 食事の量(特に炭水化物)がいつもより少なかった
  • 食事の時間がいつもと違った
  • いつもより長く、激しい運動をしている最中、もしくはその翌日
  • お酒を少し多めに飲んだ
  • 入浴
  • 肥満などの改善、食習慣、運動などの改善により薬の必要量が気づかない間に減っていた
  • インスリン注射を毎回同じところに打っている

 

では、実際に低血糖が起きてしまったときはどのような対処方法が良いのでしょうか?

低血糖がおきてしまったら、ブドウ糖10g含むものや砂糖を10g、またブドウ糖を含むジュースを150~200ml取ります。(このとき、手軽に携帯できるということでチョコレートなどを摂取すると、吸収が悪く回復に時間がかかってしまいますので注意してください)

15分ほどで症状が改善しない、血糖値が60mg/dl以下のままである場合には同様の対処方法を行ってください。

また、α―グルコシダーゼ阻害薬(例:ボグリボースなど)という種類の薬を飲んでいる方は、普通の砂糖ではうまく吸収されずに低血糖の対処にはなりませんので、必ずブドウ糖の携帯を行い、摂取するようにしましょう。

また、重症低血糖の場合には自身での対処が難しい場合もあります。

家族の方や身近な方に口に含ませてもらったり、飲み込むことが難しい場合にはブドウ糖や砂糖を唇や歯肉に塗りつけてもらうなどの対応をして、速やかに医療機関を受診することが大切です。

 

ご自身が体調の変化にいち早く気づくことが最も重要ですが、緊急時には周囲の方の助けが必要となることもあります。

身近な人や家族にも低血糖について知っておいてもらうこと、外出先でもお薬手帳を携帯しておくことが、適切な対応へとつながります。

天心堂では低血糖症状をチェックするチェックシートをお薬手帳に貼ってお渡ししています。ご家族と情報共有して安心して生活できるお手伝いになれば幸いです。

心配なことや気になることがありましたら、いつでも天心堂梅崎薬局にご相談くださいね。