検査の連続

11月9日~24日

紹介された大きな病院へ。

全身の検査です。

CT、PET、MRI、そして恐怖の胃カメラ…。

病院嫌いの一番の理由「胃カメラ」。

最初から胃カメラは全身麻酔をお願いしました。

胃の中の泡を消す薬、喉の麻酔をして、いざ診察台へ。

「じゃあ、今から麻酔しますね~。1・2・3…💤」

一瞬で眠りについてしまいました。

肩をトントンと叩かれて「終わりましたよ~」

全く辛くもなく今まで「なんでしなかったんだろう」と思いました。

全身麻酔で行う場合は車の運転ができませんので、付き添いが必要になります。

麻酔が出来ない場合もございますので、麻酔で胃カメラをする際は各病院でご確認くださいね。

最もつらかった検査はこれ

さて、私が一番辛かった検査は・・・
肛門から直接指を入れられたこと。

受診台に横になりドクターが、グッと指を入れるんです。

痛いやら気持ち悪いやら恥ずかしいやら。

全ての検査が終了していよいよ「告知」です。

重大な告知でレアケースにあたる

11月25日

担当医からの告知の日、運命のお時間です!

正直不安で仕方ない状態でした。

前回の検査で病名は知っていましたが、今回はそれ以上に重大な告知があるかもしれないのです。

それは「余命宣告」です。

この時告げられたのは、こんな内容でした。
直腸がん ステージ3-b 5年生存率は約60%」 


ステージ3とはリンパにまでがん細胞が入り込んでいる状態。

aとbの違いはリンパにあるがん細胞の数です。
腹膜播種(ふくまくはしゅ:小さいがんがおなかのところに散らばっている状態)もあるかもとのこと。

ちなみにステージ4は転移がんがある状態をいいます。

大腸がんの場合「肝臓・肺・脳に一番転移しやすい」です。

私の場合、幸いにも転移がんはありませんでした。
ですから、ステージ3-bとの診断になりました。

状態としては、肛門から指の第一関節辺りに触れることのできる場所に、がんが出来ていました。

ドクター曰く「超レアケース」だとか。
「40代前半での発症、限りなく肛門付近、リンパ節転移、狭窄」と医大だったら研究対象になるくらいだそうです。
主治医も学生時代から20年間で2人くらいしか見たことがないと!
こんなレアケースにあたっても、嬉しくないですね!

まだ死なない!

病名が確定したこと。
そして「余命」を告げられなかったこと。
これは良かったです。

「あ、俺まだ死なないやん」って思いました。

ここで一気に前向きになれました。

ここからは
「がん患者になった薬屋さん」
「がん患者の気持ちが一番わかる薬屋さん」として、皆さんの為にいろいろ経験していこう!と思いました。

ドクターからの提案

ドクターからは2つの治療法を提案されました。

①抗がん剤をしてから、手術をする 
②手術をしてから、抗がん剤をする

 

放射線は患部が前立腺や膀胱に近いため難しいとのことでした。

私の場合、現状では②のパターンでした。

ここで私はきっぱり「抗がん剤はしません」と宣言しました。

抗がん剤をしない理由

何故断ったのかというと一番は副作用問題です。

体の辛さもそうですが、何より体力の低下を恐れたからです。

知り合いで何人か抗がん剤後に悪化していたので、最初は主治医も抗がん剤を何度か薦めてきました。
しかし私はすでに「抗がん剤はしない!」と決めていました。

がんになった時大切にしてほしいこと。


私は「抗がん剤を否定」している訳ではありません。

抗がん剤をしないと助からないがんもあります。
もしあなたががんになった時は、主治医の先生とよく話し合ってください。

その際一番大切なことは、「すべての決断は必ず自分自身で行う」こと。

知人や家族に促されたり、意思に反してドクターに決められたら、後で後悔することになるかもしれません。


私は抗がん剤をしないは自分で決めましたので、あとで何が起きても後悔はしません。
自分で下した決断でなければ、後で後悔しやすいものなのです。

手術の打ち合わせ


その後、手術の仕方などの話し合いになりました。
が、ここでまた難しい問題に直面します。が、


詳しく話すとややこしいので簡単に説明すると、
手術中にどんなことが起こりうるか。
手術をしていて、予定が変更される場合がある。
ということでした。

一番最悪なパターンとしては、
肛門閉塞(永久人工肛門)
膀胱摘出

の可能性があるというでした。

それ以外にも事細かに確認していきました。

担当医は私よりも2歳ほど若く、私が薬屋と知り、身体の事は知っているだろうと、

私の質問に丁寧にしっかりと答えてくれました。

私は納得いくまで質問しました。

そして治療法も様々な提案をしました。
薬の事は専門家ですからお任せしますとまで言われました。


私は薬屋ですから、その場でドクターの話を聞きながら、色々質問しました。
でも、多くの方は薬や治療に精通しているわけではないので、その場で聞いただけでは十分話が出来ない方が多いと思います。
そんな時はお勧めの方法があります。

あらかじめ質問事項を紙に書いてから病院へ行くこと。

それから話し合いは必ず二人以上で行くこと。

ドクターの前に行くと、何を質問して良いのか分からなくなったり、遠慮してしまいがちです。

本人は混乱したり気後れしたりする場合もありますから、付き添いの方に色々質問してもらってください。


大切なのは遠慮せず、納得するまで質問すること。

貴方の命を預けるのですから。
面倒くさがらず、真摯に向き合ってくれる先生かどうか判断して下さい。


そして貰える資料や検査結果表は必ずもらい、ファイリングしておきましょう。

さあ、今後の流れが決まりました。

結局、手術をし、一時的に人工肛門をする。

その後、人工肛門を取り、閉塞手術をするという予定で進めることになりました。


いやだった人工肛門が確定。
これはもう仕方ありません。

さあここからが戦いの始まりです。

手術日は2017年12月1日と決まりました。

「家族への告知・入院に続く」